マンションのリビングダイニング(LD)を間取り図で確認する時に、先に知っておくべきポイントが2つあります。
一つは部屋の大きさについて、もう一つが床暖房について。
この2つは間取り図を見るだけですぐにわかりますが、知らないと気がつかない点もあるので今回はその点をまとめてご紹介します。
リビングダイニング(LD)は廊下も含んだ大きさである
まず一つ目はリビングダイニング(LD)の部屋の大きさについてです。わかりやすく間取り図付きで説明します。
一つ目の間取り図は右側にキッチン3.2畳があり対面式カウンターがあり、その向かいにリビングダイニング13.2畳がある部屋の大きさです。
この場合、LDKでいうと3.2畳+13.2畳=16.4畳であることは間取り図からわかりますが、もう一つ注意する点があります。
それはリビングダイニングがある13.2畳はなんと廊下のドアまでの大きさを示しているです。
この間取り図を見ると廊下はそこそこあります。廊下だけで1畳以上はあるのがわかります。
マンションには中央に廊下があるタイプは多いのですが、ドアが付いているところからがリビングダイニングの大きさに含まれるので注意しましょう。
上の図だとまだ13.2畳あるのでまだマシですが、この画像のようにリビングダイニングで10畳ぐらいの大きさで廊下がついていたら、実際はかなり狭いということを知っておきましょう。
以上を踏まえると、通路でしかない廊下は本当に無駄でもったいないのを感じます。
▲この間取りだと廊下の分が少ないので、実際のLD17.6畳をフルに使えます。
LDにある四角に囲まれた色付きの場所は床暖房の意味
もう一つリビングダイニングを間取り図で見る時に知っておきたいことは、床暖房の位置です。
間取り図のリビングダイニングの場所を見ると、色違いで四角に囲まれた箇所があります(この間取り図の場合は2箇所)。
実はこの色違いの四角の長方形が、床暖房をつける場合の場所を示しているのです。
床暖房については標準装備、またはオプション装備とマンションによって異なるので必ず確認しましょう。最近は設備オプションがほとんどだと思います。
最後に
いつも何気に見ているマンションの間取り図ですが、知らないと気づかずに素通りしていることがたくさんあります。
その中でリビングダイニング(LD)で知っておきたいことを2つ紹介しました。
私も床暖房を使っていますが、冬は本当に助かっています。これがあるだけで部屋の暖かさが全然違いますよ。
さらに廊下もLDの広さに含まれることを知ると、部屋の見方が変わってくると思います。マンションの間取り図でLDを見る時には2つのことをチェクしてみてください。